2日目です。
2日目から起床事故。
急いで支度して朝食をとり9時出発、宿が駅前なのでそのまま京都駅へ。嵯峨野線で嵐山方面へ向かいます。
9時半には嵯峨嵐山駅に到着。そしてここでyasu衝撃の一言。
「あ、カメラにバッテリー入ってない…」
もっと早く気付けよ…。
というわけで京都駅にとんぼ返りして、もう一度嵐山に戻ってきました。
再び嵯峨嵐山駅に戻った時にはすでに午前10時半。
さすがに今から徒歩で清滝まで行くのはスケジュール的に不可能なのでタクシーを使います。タクシーの運転手さんと話をし、以前女子大学生二人を載せたと聞いて無駄にテンションが上がりつつ最初の目的地である愛宕念仏寺の前に到着。ここから徒歩で南下しつつ色々廻っていきます。
愛宕念仏寺は化野念仏寺から道なりにさらに奥に行ったところにあり、清滝トンネルのすぐ近く。
愛宕念仏寺、別名、千二百羅漢の寺。
その名の通り、1200人の一般の参拝者によって彫られた1200の羅漢の石像が境内に並んでいます。それら個性的で1つとして同じものはない石像たちが、何とも不思議な空間を創り出しています。
数えるのは途中で挫折しました。
実は1200体の石像が揃ったのは平成3年と、意外と新しいのです。それでもだいぶ苔生してますが。
本堂。本尊は千手観音様が祀られています。他にも、火難除けとして有名な火除地蔵尊、聖徳太子でお馴染みの三宝を表す三宝の鐘など見どころがあります。人も比較的少ないので化野念仏寺あたりまで来たなら足を延ばしてみては。
さてお寺から出たらすぐそこの清滝トンネルに向かいます。心霊スポットとして名高いこのトンネルですが、普通に生活道路として利用されているので車だのバスだのバイクだのが通ってます。オマケに昼間なので完全にただのトンネル。
それなりに車通るんですねここ。
危ないので、車のいなくなったタイミングを見計らってさっさと撮影。清滝隧道ランドスケープです。
恐怖感ゼロ。 フェンスも壊れてないです。
自転車のおじさんに話しかけられたので、実際に「出る」のか聞いてみたところ、話にはよく聞くけど実際に見たことはないとのこと。
うーん、やっぱりそんなものか。
愛宕念仏寺の前から狭いほうの道を南下していきます。
5分も歩かずに、緋毛氈ランドスケープ地点に到着できます。
写真はこちら。
緋毛氈とは何ぞやと思ったら、ただの赤いフェルトなんですね。
このお店は食事処とのことですが、案の定お高いのでスルー。お店のすぐ横に、愛宕神社の一の鳥居があります。ちなみに愛宕神社はこのずっと奥、愛宕山の山頂にありますが、片道2時間の登山になるので今回は見送ります。
五山送り火の一つ、鳥居形はこの愛宕神社一の鳥居を表しているのだそうです。
このままさらに道なりに南下し、化野念仏寺へ。11時45分に化野念仏寺に到着。
約千二百年前、弘法大師こと空海によって開創され、野ざらしになっていた遺骸を埋葬したのが始まりと伝えられるお寺。境内にはこの化野に葬られた人々のお墓である、八千体を数える石仏・石塔がまつられています。
寂しかった前回とは違って木々が青々としてて良い感じ。早速中に入って、前回ダメだった写真を撮りなおしにいきます。
化野念仏寺ランドスケープ。
右の壁は仏舎利塔の側壁です。
元の作品よりちょっと暗いですが、わりと良いのが撮れたかなと。この後は順路に従って進み、前回写真を撮り忘れてた六面六体地蔵へ。
ちょっとした竹林の中を抜けた墓地の横にあります。
お参りの作法が決まっているようなので、その通りにお参りを。妖夢のスペカとは順番が違うんですね。
その後は境内を廻り、時間がないので早めに撤収。
木の葉が少しずつ黄色や赤に変わっているのを見ると、夏の終わりを実感します。この文章書いてるのは10月ですが
深い。
化野念仏寺からは徒歩で嵐山まで。お土産屋さんを覘いたり休憩したりしながら歩くこと30分。
途中で前回スルーしてしまった西行井戸に立ち寄ります。
西行法師の使っていたと言われる井戸。特になにかあるわけではないですが、この後の花の寺と合わせて一応押さえておきます。
そのまま少し遠回りしながら渡月橋付近まで到着。
本当はここで昼食の予定でしたが、この段階で13時半近かったので昼食抜き。
渡月橋を渡って阪急嵐山駅へ。前回時間の取れなかった花の寺こと勝持寺に向かいます。
前回の反省を生かして、今回は桂駅ではなく洛西口駅で電動自転車をレンタル。バスを使っても数十分のハイキングを強いられることになるので、ここで電動自転車を借りるのが楽ではないでしょうか。
一台400円。14時20分、前回の経験と秘封るる部の地図を頼りに出発です。
以下道中。
ここのジブリキャラクターたちが非常に気になる。
坂道が多いので、電動自転車のありがたさを実感できます。前回よりだいぶ体力を残した状態で15時に勝持寺に到着。
仁王門。
自転車でまっすぐ来ると勝持寺の横の願徳寺の駐車場に出ます(道を間違ってるだけかもしれませんが…)ので、直接勝持寺の入り口に着いてしまいます。仁王門を見る場合は、表参道から廻る必要があります。そのまま参道を歩いて勝持寺の前まで到着。前回写真の酷かった風致地区ランドスケープを撮影します。
こちら。
このまま中を廻ります。とりあえずお参りをすませ、花の寺ランドスケープへ。
花の寺ランドスケープ。やはり元の絵の通り、緑があるとしっくりきます。ほとんど本堂が隠れちゃってますが…。
近くからだとこんなかんじ。
ちなみにここ勝持寺、開創は役行者こと役小角、それを伝教大師こと最澄が再興したと伝えられており、微妙に東方に繋がってるような。さらに実は西行が出家した(1140年)後、応仁の乱で一度仁王門以外が焼失し、その後再建されています。
そしてここ花の寺でもう一つ押さえておきたいのが西行桜。
…ぜ、前回よりは良いんじゃないでしょうか…?
ちなみにこの西行桜は三代目。初代はきっと白玉楼にあるに違いない。帰る前にもう一か所。ランドスケープ横の不動堂です。
空海が人々の病気を払うため不動明王に祈願したことから、石不動明王を刻んで安置したと伝えられるお堂。
何故か心魅かれたので撮影しておいた狛犬。これにて勝持寺から撤収。来た道をそのまま自転車で戻ります。
復路は坂道が多いのでかなり楽に帰れます。