4日目

本日は今回の旅行中数少ない予定を決めていた日。今回一番の目標である小樽を1日かけて周ります。

楽しみすぎて早めに起きてしまったので、予定より早い列車で小樽へ。

小樽駅着。今見返すと画角が全然違って悲しい…。

早く着きすぎて自転車を借りられる時間まで1時間以上あるので、先に徒歩で運河方面を観にいってみます。

運河までの坂道を下りつつ、まずは旧日本銀行小樽支店。

現在は金融資料館として活用されているようですが、今回は外から眺めるだけにしておきます。

そして有名な小樽運河…なんですが、まさかの工事中。いくらなんでもタイミングが悪すぎる。

とりあえずもう一枚。個人的には、北海道の観光スポットと言われると一番に思いつくのがここです。

小樽は使われている絵がかなり多いので全回収は見送り、今回は気張らず観光しつつ…でいきます。

とは言ったものの、やっぱり外せないのがこちら。

このレリーフ、1箇所だけかと思っていたんですが、実際は運河の散策路沿いに複数並んでいるんですね。

恐らくここだろう、というところで撮影。

まだ時間があるので、そのまま今回のメインイベントと言っても過言ではないこちらに。

(旧)小樽運河工藝館。現在は「イルポンテ」というお店に変わっていますが見た目はほぼそのまま。

そもそも無くなっているorすっかり様変わりしている聖地も多い中、お店が変わっているにも関わらずこうして

ほぼ作中そのままの形で現存してくれていることにただただ感謝です。

入り口のショーケース。やや季節外れな感のある金魚たちが並んでいました。

店内は売店や体験コーナー等。奥には工房があり、撮影OKとのことで有難く撮らせて頂きました。

作中で説明してくれていた器具などは一通り確認できます。

そしてその工房入口の扉枠に…

2020年10月8日。ステッカー確認、ヨシ!

個人的な15年越し(ステッカーが貼られたのはもっと前ですが…)の目標をようやく一つ達成しました。

幸い人がほとんどいなかったので、目立たないように隅っこで存分に感慨に浸っておきます。

今後も存続してほしいので、お土産に硝子細工を買ってから撤収。

ようやく自転車を借りられる時間になったので、商店街まで戻ります。が、空模様が若干怪しく。

結局この日は終日こんな具合の天候で、この後も天気と相談しながら動き回ることに…。

体力のあるうちに一番大変そうかつ一番行きたい、夕日の見える公園こと「旭展望台」を目指します。

道中ポイントその1。カトリック富岡教会。現在は「カトリック小樽教会 富岡聖堂」という名称のようです。

寺社は他作品の聖地巡礼等で散々訪れているので作法もある程度分かりますが、

教会というのはどうにも勝手が分からないのでなんとなく気後れしてしまいます。

道中ポイントその2。地獄坂。写真通りの斜度で、自転車で止まって写真を撮るのも一苦労。

すぐ先から展望台への坂道に入りますが、同じくらい急な坂が続くので、素直に車で行ったほうが良いと思われます。

これを毎日徒歩で…というのは、それだけの熱量があるということなのでしょう。

坂道をひたすら漕ぐことおよそ15分で旭展望台に到着。電動自転車は偉大です。

快晴とは言えませんが、ここも何としても訪れたかった場所なので来られただけで満足。

次は是非夕日の見られるタイミングで来たいところ。

まだまだ行きたい場所はあるので、名残惜しいですが次に行きます。来た道を下りつつ船見坂方面へ。

さくっと走って船見坂。船、見えませんが。(海は辛うじて見える)

神社に寄り道しつつ…

運河沿いまで戻ってきました。写真の建物、格好いいなと思って帰ってから調べたところ

「北海製缶第3倉庫」という小樽運河を象徴する建造物の一つとのことでした。

(2020年12月現在、老朽化を理由に解体されそうなところに小樽市が待ったをかけている状態、とのこと)

わざわざ運河まで戻ってきたのは先程探し忘れたこの場所を回収するため。この銅像を探すのに地味に手間取りました。

場所は中央通りと運河が交差する「中央橋街園」という公園のようなところで、立地は分かりやすいのですが、

周囲の植込みのせいで表から全く見えなかったんですよね…。

無事見つけることができたので、いよいよ堺町通り方面へ。

自転車で15分ほど。学生や団体客で混み合う商店街を抜け、堺町交差点(メルヘン交差点)に到着。

運河沿いよりもこの商店街周辺が一番人通りが多かったように思われます。

(恐らく)ハロウィンシーズンにあわせて雑に並べられたカボチャがちょっとシュール。

そのまま目の前の小樽オルゴール堂本館へ。入口の蒸気時計の音が思ったより大きくて最初は驚きました。

ここで売っているわけではありませんが、北へ。のオルゴールの実物を一度見てみたいと思っています。

その後は堺町通りの商店街を眺めつつ、駅前の都通商店街まで戻ります。

休憩も兼ねてアイスクリームパーラー美園へ。

本当は窓際が良かったのですが、先客がいらっしゃったので致し方なし。

せっかくなのでアイスクリームと迷いましたが空腹に負けてパフェを注文。

アイスクリーム部分の他との違いはよく分かりませんでしたが、美味しかったのでヨシ。

少し休憩して、明るいうちに天狗山へ向かいます。駅前からバスに乗り、麓のロープウェイ乗り場まで。

バスに揺られること20分ほどで到着。思ったより街の中心部から遠い。

ここで降りたのは私一人だけ、ロープウェイに乗ったのも私含めて3組だけと、かなり空いていました。

昨日に引き続きGoToクーポンが使えたので実質無料。

5分ほどで天狗山到着。夜景まで粘るつもりでいましたが、思ったより寒いのでサクッと観て降りることにします。

屋上展望台より。何の変哲もない風景ですが、なんとなく気に入った1枚。

こういう自分で気に入る写真が撮れると、良い旅行だったなと思えるような気がしています。

作中でも(ある意味)印象的なイベントの鼻なで天狗(さん)。

屋内にあるものだとばかり思っていたら屋外におられました。雪が無いうちは外なんでしょうか。

まあ一応中のほうも観ておきまして。(内部写真撮り忘れ…)

風邪ひかないように早めに撤退。小樽駅前まで戻ってきました。

一応夜の運河も抑えておきたかったので、まだ自転車が使えるうちに観にいっておきます。

作中の構図に寄せる気が全く感じられないあたり、もう酒を飲むことしか考えていないのが伝わってきますね。

とはいえ実際自転車で行動するには暗い&寒い状態になってきたので、自転車を返却して本日の行動終了。

その場で適当に調べて、ピンときたお店に行ってみることに。

有名(?)なレンガ横丁をスルーしまして、そのまま歩いてアーケードを抜けます。

本日はこちら。地元の老舗にして名店の風格漂う「酒処 ふじりん」さん。

手書きのボードに書かれた本日のおすすめメニューに入る前からわくわくします。

予約無しでしたが無事カウンターに着席。お値段がお店の雰囲気からは考えられない程にお手頃で嬉しいですね。

一品一品丁寧に作られたアテで日本酒が進みます。鯖の味噌煮がとても美味しかった。

カウンター席でのコミュニケーションは居酒屋探訪の醍醐味でもありますが、女将さんの差配は卓越の一言。

カウンターにいらっしゃった地元の方にお誘い頂いた2軒目で、曖昧になるまで飲んで4日目終了。

この日はとても楽しい夜となりました。小樽の皆様本当にありがとうございました。

5日目へ続きます。